読むほどに深まる「毎日新聞」と言う名の良心

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外国人が閲覧する可能性のあるIPのみ
パケットフィルタリングを解除するという
高度なネットワーク技術を持つ国にいると、
仮に自由にインターネットに接続できたとしても、
果たして、自分が今、
言論の自由を謳歌できているのかどうかがわからなくなる。

それを意識していると、いい加減嫌気がさしてきて、
インターネットは必要最低限に止め、
唯一信頼できるBBCをずっと視ることになった。

BBCを視ると日本ではわからないことが色々見えてくる。
今チベットとともに、世界が注目しているのはジンバブエ。
南アフリカの北にある豊かな農業国であるが、
イギリス領から独立した黒人政権の経済失政が続き、
2007年には66,212%(!)というハイパーインフレに陥っている。

しかも黒人政権は、失政をごまかすために、
白人農場主から土地を取り上げ黒人に配分しようとして、
農場主やビジネスマン達の、資本・頭脳流出が続いている上、
大統領選を行ったものの、現政権の判断により開票に至っていない。

こんな国でも、中国は武器を援助しようとして、
中国政府からジンバブエ国防省へ輸出しようとしていることが発覚し、
南アフリカをはじめとした各国政府は船の接岸を拒否。
内陸国であるジンバブエに武器を運ぶことが出来なくなり、
結局船は中国へ戻ってしまった。

こんな深刻な世界が注目する状況なのだが、
日本のマスコミはあまり報じていない。
ロイターやAP電を流したり、遠く離れたロンドンの特派員が打電している。

そんな中毎日新聞ヨハネスブルグ支局の高尾具成記者の活躍が目立つ。
http://news.google.com/news?hl=ja&lr=lang_ja&ie=UTF-8&oe=UTF-8&q=%E9%AB%98%E5%B0%BE%E5%85%B7%E6%88%90&num=50&um=1&sa=N&tab=wn

首都ハラレより、生の情報を報じ、白人農場主組合の会長等にも取材。
言論を統制する政権により、名だたる外国メディアの記者と並び、
国外追放を言い渡されている。

ジンバブエ:外国メディアを政府が一斉追放
http://mainichi.jp/select/world/news/20080416ddm007030073000c.html

幸いまだ、現在のビザは有効で、
ハラレにいるようだが、
ジンバブエ:野党議長「勝利する」...決選投票の観測を否定
【ハラレ高尾具成】5/1
http://mainichi.jp/select/world/news/20080402k0000e030068000c.html

他の新聞社もヨハネスブルグに支局があるだろうに、何をしているのだろうか。
ビザの切れるまで、奮闘して貰いたいところだ。

最近の毎日新聞は
政治部のトップ記者ですらもハイヤーを使えず、電車通勤。
新聞輸送を専門の運送会社からクロネコヤマトと軽貨急配に変え、
新聞の配達の大遅延を数週間に渡って引き起こすなど、
なりふりかまわないリストラを行っている。

しかし、特に格差社会などのテーマに対して、
丹念な調査報道を続ける現場の記者の姿勢には本当に頭が下がる。
他の大メディアは何をやっているのだろうか。

インターネットやテレビがこれほど発達した今、
本来新聞が担ってきた「速報性」という社会的使命は、
急速に失われている。
今の時代に新聞に残された真価は、
情報を一覧し把握できる「網羅性」と、
雑誌やフリージャーナリストよりはるかに強い
ネットワーク力を駆使しつつ丹念に事実を掘り下げ、
それぞれを繋げ、事実を伝える「調査報道」に
あるのではないかと思っている。

特定宗教団体の新聞を刷っているから批判が出来ない
親中というよりはもはや媚中で、自虐史観、
などという批判など、もうどうでもよいではないか。

最近の毎日新聞は間違いなく
「最も先進的な新聞メディア」なのだ。

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このページは、管理人が2008年5月 1日 10:32に書いたブログ記事です。

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