ソフトバンクモバイルに異変!? 中小ショップからモバイルが消える

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 先ごろ、地元の携帯電話店に入ったところ、
一目で異変が起きている事がわかった。
ソフトバンクモバイルの端末が消えているのだ。
 ホワイトプランや白い犬のお父さん、iPhoneなどのキラーコンテンツと、
高い代理店報酬で躍進してきたソフトバンクは、
それだけにキャリア併売の携帯電話ショップでは大々的に取り上げられていた。

■店頭からSoftbankが消えた!?
 しかし道路沿いの目立つスペースは、全てau、店の中はDoCoMoのモックが並び、
小さく一つの棚だけで売られている。
 これはどうしたことなのか、その店特有の事情かと思い、都内の色々な場所に行く用事があったので、土日で20店舗の携帯電話店を見てきた。そうすると傾向として

・キャリア併売大手のアルファモバイルの店頭から
ソフトバンクが消え、auが並んでいる。
・他独立系の併売店からもソフトバンクが消えている。
・光通信系のOBMIt'sではソフトバンクMの販売に力を入れている。
・家電量販店の店頭には変わらずソフトバンクはイケイケ
・某PC販売チェーンではソフトバンク販売を取りやめ、
PCとセットで売れるE Mobileに注力。

となった。
何らかの事情で、光通信系以外の携帯販売店とソフトバンクが切れたのではないか。
都内のアルファモバイル店の店長に聞いてみた。
e「この間までソフトバンクの端末がたくさん置いてあったのに、
これだけしかないのか」
店「ソフトバンクの扱いは減らし、au・DoCoMoをお勧めしている」
ke「ソフトバンクの扱いをやめるのか?」
店「そういうわけではないが、増えないだろう」

と歯切れが悪い。とにかく、何らかの事情でソフトバンクの販売に変化が起きている。

別の店では、「正直にいうと(ソフトバンクは)販促費が絞られた、
auの方が一杯出ているのでサービスできる」と正直な回答があった。。
ソフトバンクモバイルはこれまで、産めよ増やせよと
扱う販売店を増やしてきたが、転換を図ろうとしているのか。

この原因はソフトバンクがボーダフォンを買収した際のファイナンスの
コベナンツ(特約条項)に関係するのではないかと見ている。

■かなり厳しい制約のあるコベナンツ
ソフトバンクはWBS(事業証券化)により2006年1兆2,800億円のファイナンスを行い、
1兆7500億円で、ボーダフォンを買収した。

その際、旧ボーダフォン日本法人の固定資産だけでは担保が足りないため、
携帯電話事業が将来産むであろう収益を担保にファイナンスを行っている。
未来の売り上げや利益なんで水物なのだから、かなりの博打だ。

それがゆえにこの証券化にはガチガチのコベナンツ(特約条項)がついている。
要は、売り上げと利益がきちんと増え、経費が予定通りに抑えられてください。
目標に達しなかったら、担保価値が毀損していると判断されるので、
最悪銀行団が携帯電話事業を取り上げちゃうよ、という仕組みだ。

具体的には
・四半期ごとの負債償還累計の目標
・半年ごとのEBITDA目標
・設備投資とリース等の上限
・契約数の純増

が求められている。
特に最後の「契約者数の純増」はハードルが高く、
成熟した日本の携帯電話市場で買収当時1525万件だった契約数を1800万件近くに
増やす事が求められていた。これは相当に困難と思われていて、
だからこそ、今までソフトバンクは「契約数の純増」に必死だった。

光通信と手を組み、「テレコムサービス」という販社を作り、
全国各地にソフトバンクショップを作りまくった。
その数1500店舗。同時にCMを打ちまくり、安い通話料で契約を増やす、
まさに「賭け」に出たのだ。

結果、現在のソフトバンクの契約者数は9月末で2136万件。
課題である2Gも108万件にまで減り、3Gだけで2000万件を越えた。
一部で携帯電話の「寝かせ」をしているという報道もあるが、
とにかく銀行が何にも文句を言えないレベルになっている。

しかし他はどうか、ソフトバンクは
2008年度から年間2000億円近い返済を求められ、最終的には
2018年3月に全額を返済するという絵図だ。
それが故にソフトバンクの台所はかなりカツカツ。
一部では電通との支払いの問題なども取りざたされている。
増える過程で出てしまった、不正販売や寝かせにも対処しないといけない。

ソフトバンクは2000万台という台数をキープしつつ、
個々のユーザーからいかに収益を上げるかを考える時期に来ている。

その起死回生の策が通信機能を持ったフォトフレームだとは思わないが、
携帯電話以外の様々なものにも通信機能をもたせ、
繋がる事で実現するユビキタス社会になる絵を描いているのではないか。

今回の影響がどこまでなのかは、わからないが、
ソフトバンクは収益に一層タイトな状況になっている。
孫正義も正念場だ。

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このページは、管理人が2009年11月 2日 19:46に書いたブログ記事です。

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