ヒュンダイ、日本市場から撤退
http://car.watch.impress.co.jp/docs/news/20091130_332423.html
韓国の大手自動車メーカーヒュンダイが日本から撤退する。
1967年に創業。当初フォード、
後に三菱重工業の技術支援を受けながら
韓国国内向けの自動車生産を重ね、技術蓄積を行い、
80年代にアメリカ市場に参入。低価格戦略で
ユーゴスラビアのザスタバとともに、
日本車よりもさらに低価格なセグメントで一定のポジションを確保した。
http://
韓国の大手自動車メーカーヒュンダイが日本から撤退する。
1967年に創業。当初フォード、
後に三菱重工業の技術支援を受けながら
韓国国内向けの自動車生産を重ね、技術蓄積を行い、
80年代にアメリカ市場に参入。低価格戦略で
ユーゴスラビアのザスタバとともに、
日本車よりもさらに低価格なセグメントで一定のポジションを確保した。
ちなみにザスタバは当時社会主義国家だったユーゴスラビアの国営企業だ。
ユーゴという低価格車をひっさげて80年代、アメリカに進出。
(ユーゴスラビアは社会主義国だが独自路線だったので、アメリカに輸出できた)
なんと$3990(!)で売っていたが、品質もそれなりで、ブランドイメージが築けず撤退。
その後、内戦が始まってしまい、工場もNATO軍に空爆されたが、
ユーゴの生産自体は細々と2008年まで行われていた。
国民車「ユーゴ」生産終了 旧ユーゴスラビアの象徴
http://sankei.jp.msn.com/world/america/081122/amr0811221022004-n1.htm
80年代にアメリカで付けた基礎体力を武器に、
ヒュンダイは90年代、第三世界で勝負する。
インド・トルコに相次いで工場を建設。
日本車よりも低価格な価格設定で第三世界で勝負に出た。
98年には経営が低迷していた韓国の起亜自動車を傘下に入れ、
世界190ヶ国に進出。最近では世界第6位の自動車グループになっていた。
2001年には日本市場に参入。
本邦初の10年10万キロ保証をはじめ、
ブランド力、環境性能、安全性、デザインなどを謳い
「ヒュンダイ7つの真実」を引っさげて日本にやってきた。
ヒュンダイつ6つの真実
http://www.hyundai-motor.co.jp/company/6figures/index.html
(現在は10年10万キロ保証を行っていないので6つになった)
しかし日本での販売は低迷。
09年1―10月はわずか764台。全国に52店舗あるので、
一店舗で月に1台程度しか売れていない計算になる。
ヒュンダイの失敗の原因は色々あるが、つまるところ
「買う理由」を消費者に提示できなかったことだろう。
まず、価格がそこまで安くなかった。
ソナタ等、一部では日本車の同クラスよりも安い車もあったが、
全体的に日本車と同レベル。しかも鋼材価格の上昇に伴い08年4月に
価格の引き上げを行っている。
しかも、日本車よりもリセールバリュー(中古の買取価値)が
低いのだから、トータルでは割高になる。
そしてブランド力を築けなかった。
ヒュンダイというブランドは何なのか、というと、つまるところ
「日本車よりも割安な日本車」ということになる。
合理的なアメリカ人は、ブランドに拘りがない層がいるので、
このコンセプトが受けたのだが、
日本では以前よりは希薄化したとはいえ、
車に大なり小なりステータスを求める。
また、日本人の韓国アレルギーがあるのも事実だ。
日本では80年代ごろの、すぐ壊れる安い韓国製品の時代を引きずり、
一定の年代層以上には、韓国メーカーの評判がものすごく悪い。
また若い人にも歴史問題への過剰な反応から韓国が嫌いな人が多いのは事実だと思う。
SAMSUNGのメモリのように、ブランド化しているものも一部あるが、
日本人の韓国メーカーへの拒否感は相当なものだ。
SAMSUNGやLG,HYUNDAIなどの韓国メーカーが一部では日本メーカーよりも
進んでいることを認めたくないという民族意識も当然あると思う。
僕はことさらに声高に叫ぶ韓国の反日の言論を
好意的に受け止めてもいないが、
一方で韓国メーカーの最近の隆盛は無視できないと思っている。
製品は、製品なのだから、素直に実力を見ればいい話なのだ。
HYUNDAIの日本での敗北は間違いなく彼らのマーケティングの失敗だ。
特にリセールバリューが悪いのはどうしようもなかった。
認定中古車制度を作って、中古車を適正な価格で下取れる市場を
つくるべきだったのだが、市場ができても
HYUNDAIの中古車を買う人はいないのだから悪循環だ。
アメリカでもHYUNDAIは売れてはいるものの、
日本車の二番手というセグメントから抜け出せてはいない。
労組が強く製造コストが下げられないのも課題だ。
一方でインドなどの第三世界では、
HYUNDAIのi10やi20が飛ぶように売れている。
インドの若者がはじめて見た車は多分
インドシェア50%のマルチウドヨグ(日本名スズキアルト)
そして彼らは今、TATAのナノや、HYUNDAIのi10を見て目を輝かせている。
HYUNDAIの性能は、過去の経緯や国、ブランド力などを無視し、
ゼロベースで見れば、決して日本車に劣ってはいない。
第三世界は、IT化と製品のコモディティ化で
驚くほどの成長を遂げている。
日本国内や欧米のシェアを見ているだけでは、
きっと世界を見る目が曇ってしまう。
僕はHYUNDAIを買う気にはならないが、
HYUNDAIが去るのをとても残念に思う。
日本国内で、世界の動きを見ることのできる窓が、
また一つ閉じてしまうからだ。
ユーゴという低価格車をひっさげて80年代、アメリカに進出。
(ユーゴスラビアは社会主義国だが独自路線だったので、アメリカに輸出できた)
なんと$3990(!)で売っていたが、品質もそれなりで、ブランドイメージが築けず撤退。
その後、内戦が始まってしまい、工場もNATO軍に空爆されたが、
ユーゴの生産自体は細々と2008年まで行われていた。
国民車「ユーゴ」生産終了 旧ユーゴスラビアの象徴
http://
80年代にアメリカで付けた基礎体力を武器に、
ヒュンダイは90年代、第三世界で勝負する。
インド・トルコに相次いで工場を建設。
日本車よりも低価格な価格設定で第三世界で勝負に出た。
98年には経営が低迷していた韓国の起亜自動車を傘下に入れ、
世界190ヶ国に進出。最近では世界第6位の自動車グループになっていた。
2001年には日本市場に参入。
本邦初の10年10万キロ保証をはじめ、
ブランド力、環境性能、安全性、デザインなどを謳い
「ヒュンダイ7つの真実」を引っさげて日本にやってきた。
ヒュンダイつ6つの真実
http://
(現在は10年10万キロ保証を行っていないので6つになった)
しかし日本での販売は低迷。
09年1―10月はわずか764台。全国に52店舗あるので、
一店舗で月に1台程度しか売れていない計算になる。
ヒュンダイの失敗の原因は色々あるが、つまるところ
「買う理由」を消費者に提示できなかったことだろう。
まず、価格がそこまで安くなかった。
ソナタ等、一部では日本車の同クラスよりも安い車もあったが、
全体的に日本車と同レベル。しかも鋼材価格の上昇に伴い08年4月に
価格の引き上げを行っている。
しかも、日本車よりもリセールバリュー(中古の買取価値)が
低いのだから、トータルでは割高になる。
そしてブランド力を築けなかった。
ヒュンダイというブランドは何なのか、というと、つまるところ
「日本車よりも割安な日本車」ということになる。
合理的なアメリカ人は、ブランドに拘りがない層がいるので、
このコンセプトが受けたのだが、
日本では以前よりは希薄化したとはいえ、
車に大なり小なりステータスを求める。
また、日本人の韓国アレルギーがあるのも事実だ。
日本では80年代ごろの、すぐ壊れる安い韓国製品の時代を引きずり、
一定の年代層以上には、韓国メーカーの評判がものすごく悪い。
また若い人にも歴史問題への過剰な反応から韓国が嫌いな人が多いのは事実だと思う。
SAMSUNGのメモリのように、ブランド化しているものも一部あるが、
日本人の韓国メーカーへの拒否感は相当なものだ。
SAMSUNGやLG,HYUNDAIなどの韓国メーカーが一部では日本メーカーよりも
進んでいることを認めたくないという民族意識も当然あると思う。
僕はことさらに声高に叫ぶ韓国の反日の言論を
好意的に受け止めてもいないが、
一方で韓国メーカーの最近の隆盛は無視できないと思っている。
製品は、製品なのだから、素直に実力を見ればいい話なのだ。
HYUNDAIの日本での敗北は間違いなく彼らのマーケティングの失敗だ。
特にリセールバリューが悪いのはどうしようもなかった。
認定中古車制度を作って、中古車を適正な価格で下取れる市場を
つくるべきだったのだが、市場ができても
HYUNDAIの中古車を買う人はいないのだから悪循環だ。
アメリカでもHYUNDAIは売れてはいるものの、
日本車の二番手というセグメントから抜け出せてはいない。
労組が強く製造コストが下げられないのも課題だ。
一方でインドなどの第三世界では、
HYUNDAIのi10やi20が飛ぶように売れている。
インドの若者がはじめて見た車は多分
インドシェア50%のマルチウドヨグ(日本名スズキアルト)
そして彼らは今、TATAのナノや、HYUNDAIのi10を見て目を輝かせている。
HYUNDAIの性能は、過去の経緯や国、ブランド力などを無視し、
ゼロベースで見れば、決して日本車に劣ってはいない。
第三世界は、IT化と製品のコモディティ化で
驚くほどの成長を遂げている。
日本国内や欧米のシェアを見ているだけでは、
きっと世界を見る目が曇ってしまう。
僕はHYUNDAIを買う気にはならないが、
HYUNDAIが去るのをとても残念に思う。
日本国内で、世界の動きを見ることのできる窓が、
また一つ閉じてしまうからだ。


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