2012年になりました。
去年は怠惰に過ごした年でした。
毎年そんなことを言っている気がします。
環境に適合しようというのは、人間の本能的なものなので、
同じ環境にいるとより保守的になるのは仕方ない気もします。
なので今年は環境を変えてみようと思います。
2011年はどんな年でしたでしょうか。
為政者がことごとくネットでバカにされた年でした。
昔から風刺画や壁の落書きでその手のことは行われていましたが、
ネットによって、誰でも、どこでも(独裁国家でも)できる時代になりました。
東日本大震災がありました。
巷では「絆」ということばがよく使われていましたが、
生憎私はもともと絆に乏しいのか、そんなに気になりませんでした。
SCM(サプライチェーンマネジメント)が
新たな基軸で語られるようになったと思います。
ここ10年ほどのSCMでは、調達先を効率のよいところに絞り、
できるだけ在庫を持たず、間断なく生産することが、
良いSCMと語られてきました。
しかし、東日本大震災により、調達先を絞りすぎると、
調達先が被災したときの影響が大きいことがわかりました。
また適切な量の在庫は災害時に生産設備が被災した場合の
バッファになることもわかりました。
これからのSCMはリスクマネジメントにより軸足を移し、
災害や急激なマーケットの変動の際、
ボトルネックになるものを顕在化させ、
マネジメントが適切な判断をするための、
判断材料を提供することが求められるでしょう。
これまでの、日本企業は
経営中枢と、研究部門、高付加価値の生産部門を日本で維持しつつ、
それ以外の生産部門を海外に展開し、
世界中で製品を販売していました。
しかし、研究や生産はおろか、経営中枢すらも、
これからは日本であることに拘る必要はなくなってきます。
「世界で作って世界で売り、それを世界のどこかでマネジメントする」
時代がやってきているのです。
「国際化」のレベル感が変わってきたのが、2011年ではないかと思います。
そういう意味で、最近フィナンシャル・サービスへの興味が
急速に薄れています。
フィナンシャルサービスは結構ローカライズがモノを言う世界で、
成否が、そのプロダクトというよりはマーケットに依存します。
そんな中で僕のやっているシステムという世界では、
もうイノベーションが起こらない(僕が起こせそうにない)
気がしているのです。
最近の気になるトレンドを何個か上げます。
・マレーシアとシンガポールの接近
個人的には、マレーシアとシンガポールの地政学的な接近が気になっています。
両国は昔一つの国だったのが分かれたせいもあって、
隣りあいながらも、あまり友好的ではありませんでしたが、
シンガポールが自国の人材・土地・エネルギーなどに限界を感じており、
マレーシアもさらなる成長エンジンを求めています。
シンガポール/ジョホール・バル地域は、今目の離せないスポットです。
・結婚/子育てへの社会のコミット
結婚や子育てというものは、旧来夫婦や家に任されてきましたし、
それに干渉するのはプライバシーの侵害にもなりました。
しかし、少子高齢化が進むにつれ、個々に任せていては、
社会やコミュニティが維持できないことを、皆感じています。
今後、どういう形になるかはわかりませんが、
結婚や子育てに、より社会がコミットするのではないかと感じています。
・Windows8
個人的にはChromeOSのスピード感、方向性に失望する一方、
Windows8に期待が高まっています。
ちょうど企業内をまだ席巻しているWindowsXPの入れ替えの
タイミングでリリースされるMicrosoftの新OSは、
ユーザーインターフェイス、安定性、操作性などの方向性を誤らなければ、
大きなトレンドになると思われます。
最近のMSは、システム管理者とユーザーに優しく、
クラウドも理解したコスト感の良いソリューションが増えているので、
結構楽しみにしています。
2012年はそうした状況を踏まえ、
今後10年、自分がどういきてゆくのかを模索する一年にしたいと思います。
2012/1/11 kagurazakaで


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